本堂脇に立つ二堂、右は西国三十三観音を祀る観音堂、左は新四国八十八ヶ所霊場、第一番大師堂。 裏山は北側の墓地。二宮敬作翁の墓石はこちら側にある。
西国三十三観音を祀る観音堂
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山門を数段下った場所に建つ六地蔵尊(衆生がその業によっておもむく六種の世界、六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道)の、それぞれに現れて、衆生の苦しみを救う六体の地蔵菩薩。)
| 六道輪廻 人間が六つの世界(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道)の中で、輪廻転生を繰り返すこと。
一,地獄道 前世で最も罪の重かった者が転生する世界。地獄はさらに細かく8種類にわかれており、それぞれ犯した罪の内容によって行き先も変わる。 二、餓鬼道 前世で人一倍、物欲や食欲が強く、欲望を満足させるためにひたすら行動し、欲望が満たされないと人を恨んだり妬んだりする者が行く世界。 三、畜生道 畜生とは人間以外のあらゆる生き物のこと。この世界に転生すると、弱肉強食の厳しい世界に身を置き、常に危険に身をさらし、怯えて暮らすことになる。
| 四、修羅道 人間より1ランク下の世界。水深18万キロの海底に位置するこの世界は、四人の修羅王が支配している。 五、人道 私たちが住む人間界。しかし人間界も四つの州に分かれていて、場所によっては、身長16メートルで寿命が1000年という人間もいる。 六、天道 前世で多くの善行を積んだ、非常に優れた者だけが住める世界。寿命は一番下の層の者でも、900万年という大変長い年月だが、いつかは再び輪廻転生する運命で、次に天道に転生する保証は無い。 快楽の日々を失う不安を抱えながら暮らしている。
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